2019.10.03
8月22日から9月13日にかけて課題解決型インターンシップを行いました。
横浜市内の中小企業で働く魅力がより留学生へPRできるよう
インターンシップ参加学生が留学生の視点で実習企業の広報物を制作しました。
今回は、横浜市立大学大学院に在籍する留学生が
横浜市内中小企業でのジョブシャドウイング(観察学習)を通じて知り得た
職場風土の特徴や、従業員が仕事に対して抱く働きがいへの感想、
また就業体験で習得したスキルについてPowerPointへ企業広報物にまとめ、
最終日の成果発表会でプレゼンテーションを行いました。
成果発表会へは受入企業ご担当者のほか、
横浜市職員、市民ボランティアの方もお招きし意見交換を行いました。
ゲストの皆様からは、
「顧客への誠実な態度や職場の人間への思い遣り、といった日本人の仕事の進め方について留学生が
好印象を抱いてくれた一方で、同調圧力のようなものを感じていたことがショックだった」
「留学生がジョブローテーションの制度に驚いていたことが印象的だった。
同時に、自身の能力開発に繋がるとポジティブに捉えてくれていることが嬉しかった」
「留学生が、1~2年後といった短いスパンでのキャリアプランについて
高い関心を抱いていることに驚かされた」
といった日本の働き方に対する価値観のギャップに対して感想が多くきかれ、
留学生の就職活動を地域全体でどのように支援していくか議論する機会にもなりました。
今後も、高度外国人材と日本企業の相互成長に向けて、留学生、地域関係者双方が
「学び合う」相互学習プログラムを推進して参りたいと思います。
※当プログラム推進にあたり、ジョブシャドウイング実践の観点から
東京経済大学小山健太准教授、NPO法人JUKE様より貴重なご助言を頂きました。
御礼申し上げます。
【開催日時】 2019年8月22日(木)~9月13日(金)
【会 場】 横浜市内企業オフィス ならびに 横浜市立大学 金沢八景キャンパス
【協力企業】 横浜市内在籍企業
【対象学生】 横浜市立大学大学院在籍留学生
【協 力】 東京経済大学 小山健太准教授、NPO法人JUKE、横浜市、横浜市民チューター
【企画進行】 横浜市立大学 留学生就職支援コーディネーター 河瀬恵子