留学生採用事例RECRUITMENT CASE

VOLUME
004
NAME
Le Ngoc Bao Viさん
PROFILE

ベトナムHo Chi Minh市出身、高校卒業後、ベトナムのドンズー(Dong Du)日本語学校で日本語を学び、来日。現在は横浜国立大学、経営学部(国際経営学科)の4年生。外資系大手ITコンサルテイング会社に就職が内定。2019年3月卒業予定。

日本や海外で学び、そこで得た知識をベトナムの発展に役立てようと考えていました

初めて来日した時の動機や抱負はどんなものだったのですか?

世界を知りたいというのが一番でした。そのため、高校時代は先ず英語を学びました。それからは日本に関心を持ち、国大のベトナム人留学生の多くが学んできた、ドンズー日本語学校で日本語を学びました。日本や海外で学び、そこで得た知識をベトナムの発展に役立てようと考えていました。とはいうものの、その段階では自分に何ができるのか、全く何も分からない状態でした。

体験談を語るViさん

Viさんのその後の研究課題と関係ありそうですね。

そうですね、「ベトナムの地域Branding」がテーマです。毎年2回ベトナムに里帰りをしていますが、その時に極力いろいろな地域を訪ねるようにして来ました。ベトナムはまだまだ都市部と地域の格差が大きく、このギャップを何とか埋めたいと思いっています。昔は何ができるか分からなかったのですが、今では日本の地方のように、地域の産品をその地域の有名ブランドに育てることが地域の振興に繋がると考えています。

ベトナム各地を巡回しました

就活について教えて下さい。ITコンサルが最初から希望業種だったのですか?

そうですね、最初はコンサル、即ち「経営コンサルテイング会社」が希望でした。元々ITに対する思いがそこまで強いものではなかったですが、業界研究をしている内に現代のコンサル業務の80~90%が「IT化」していることが分かりました。従って、経営コンサルを志望するにしても、ITシステムの構築がある程度分からないとそれもできないことが分かりました。ITコンサル会社に入り、最初はSE業務に励みながら、step by stepで経営コンサルテイング業務に向けて勉強して行きたいと思います。実力がついたらベトナムに戻って自分の力を試すかもしれませんね。(笑)

山間部の小学校を訪問したViさん

エントリーした会社数や本命以外に検討した企業は?

エントリーした会社が50社で面接を受けたのが7社位でした。一番苦労したのは、web test / SPIでしたね。外資系ITコンサルの内定を貰ったのが3月末と早かったので、もっとチャレンジしてみようと思い、経営コンサルのABeam ConsultingとDeloitte Tohmatsu Financial Advisoryもトライし、最終面接まで進んだものの、叶えませんでした。

Viさんは学外の活動に積極的ですね、就活のアドバイスや相談相手をしてくれたのですか?

国大に入学してから学内外の活動をしてきました。留学生センター105や国大ベトナム人留学グループのまとめ役、神奈川県ベトナムFestivalを含め、多数の留学生イベントに参加しました。インターンシップにも普段から参加しました。最初に起用してくれたのはあるNPOでしたが、3年の時に先輩の紹介で公益財団法人日本生産性本部にインターンとして迎え入れて貰いました。仕事はプレゼン資料の作成、アンケートの集計、日・英・ベトナム語の翻訳に加え、顧客のニーズにどう対応すべきか、という議論にも参加することができました。ここでの経験を就活で生かすことができましたし、インターン先の方もよきアドバイザーとして本当によく相談に乗ってくれました。また、就活中も時間を空け、インターンシップを続けていたのも就活だけに没頭するよりよかったと思います。

日本の小学校で出前出張授業を行うViさん

Viさん、ありがとうございました。 これから卒業までどうするのですか?

実は来月からスイスに留学してそこで論文を英語で書きます!