韓国釜山市出身。2011年に韓国の釜山大学校の理科系の学部に入学。日本語は独学で2011年、JPLT N1を取得。2013年に横浜国立大学、経済学部、経済システム学科、経済コースに入学。韓国での2年間の兵役期間をはさみ、大手戦略コンサルタント会社に就職が内定。2019年3月卒業予定。
経済学を学ぶ先としては米国、豪州、日本の3ヵ国を検討しました。中でも日本は韓国と経済が社会と似ているところがあり、今の日本は10年先の韓国の姿だ、とよく言われていました。そこで日本に留学し、経済学部を卒業し、その時点で更にその先も進学したかった場合はまた考えよう、と思っていました。
横浜国大か一橋大学のいずれか行きたいと思いました。折角海外に留学するので、なるべく多様な環境で研究し、いろいろな経験もしたいと思っていました。一橋大学は文系の学部しかありません。自分は学部、学科、学生の出身国を含め、ダイバーシテイのある環境を希望していたので、多様性のある横浜国大を選びました。
兵役は2015年4月から2017年4月の間でした。陸軍であれば21ヵ月の兵役ですが、自分は空軍だったのでフルに2年兵役に就きました。空軍で訓練を終え、その後の任務は事務、管理業務でした。
経済学をもっと学びたいとも思いましたが、米国の大学の経済学に関する情報はWEBでも見られますし、進学をしなくても独学等で学べると考えました。そして自分がやりたい仕事ができる日本の会社に就職したいと思いました。
いや~それにはまず英語をもっと勉強しないと。(笑)
自分は昔から自動車という乗り物を「見る」のが好きでした。でも「見る」ことが好きだっただけで、自動車メーカーに就職して完全に自動車の世界の入る程ではなかったですね。自動車業界向けの仕事をしているコンサルであれば、自分の好きなやり方で自動車に関連する仕事もできると思いました。他の業界は自社製品の販売やmarketingに特化することになるので、余り興味を持てなかったですね。
そうですね、ESを提出した時点で希望する領域を「経営コンサルテイング」でなく、「デジタル・テクノロジー・コンサルテイング」にしました。自動車はこれから自動運転、EV、シェアエコノミーの時代に入りますので、自動車業界も
「デジタル・テクノロジー・コンサルテイング」の対象になると確信しました。
コンサルは大手の5社でした。加えて、猛烈な働きぶりで有名な外資のATK社も検討しましたが、流石に業務への集中度が高過ぎると思い、敬遠しました。(笑)他業界ですが、本命ではなかったですものの、ES作成や面接に慣れをしたいという理由でいろいろな業界の7社程度にエントリーしました。本命のコンサルでは2月中旬に最終面接を行い、2月末から3月初めに内定を貰いました。
国大ではいろいろな学生イベントに出て多様な学生との繋がりがありました。2年間の兵役を終えて国大に戻った時、幸運なことに、友人の日本人学生や他国からの留学生がすでに卒業して就職していたので、彼らの就活の話を聞くことができました。日本人学生で4年生の11月に漸く内定を貰った友人の苦労話も大変参考になりました。あと、キャリアサポートルームで各種情報提供、OB/OG紹介、キャリアアドバイザーとの相談をして頂きました。
不利なのは日本語です。逆に「外国人でもちゃんと日本語ができるのだ」、と面接員にアピールできるだけの実力があれば、かえって有利になります。また、外国人が日本で生活する場合、「言いたいことを100%言えない」等、ただでさえストレスを感じます。そこで自分に合っていない仕事に就いたりすると更にストレスが高まります。これは絶対避けるように、自分に合った仕事を選ぶように、とアドバイスしたいですね。(笑)
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