中国広東省、汕頭市出身、広州市の広東外語外貿大学で日本語学を学び、交換留学生として来日、横浜商科大学に入学。現在は横浜国立大学大学院、国際社会科学府国際経済法専攻の修士2年。大手ITビジネスソリューション会社に内定。2019年3月卒業予定。
それは日本が好きだかです。どこか「肌に合う」からです。でも面接の時は「日本の伝統を重視しながら、新しいものを積極的に受け入れているから好きです。」と回答しました。
でも本当にそう思っています。例えば、日本には着物を着る文化があります。これは中国にはない。中国の昔の服装は古代を舞台にした中国映画でしか見られません。でも日本では(いつもではないとはいえ)普通にみなさん、着物を着用します。伝統的なものを重視することが肌に合います。
横浜商科大時代は日本で就職するか、進学するか、まだ決めていませんでした。最初1年のプログラムで留学しました。1年経過後、6ヵ月延長し、横浜商科大で取得した単位で中国の大学を卒業しました。そのときに両親に、日本に残って就職したいという希望を伝え、理解を得ました。その時点でも就活をしましたが、日本の就職事情を知らないままの就活だったので、当然失敗に終わりました。それではと、横浜国大の大学院に進学し、国際経済法を学ぶ一方で、日本の就職事情を研究して就職のチャンスを得ようと思いました。
そうですね、国際経済法という新しい分野で、学業も就活も新たな競争相手と一緒に新しいスタート切り、自分を磨こうと思っていました。
元々ITに長けていたわけではないですが、リクナビ、マイナビを利用すると、まず飛び込んでくるのがIT企業だったこともあり、IT企業を本命にしました。IT以外では業界がバラバラですが、自分が行きたいな、と思って企業を志望しました。後者にはコンサルとか、メーカーではパナソニック、金融だったら東京スター銀行がありました。パナソニックは最終面接に呼ばれましたが、内定に至らず。東京スター銀行は地方銀行でありながら、株主が台湾資本ということで国際業務ができると思いましたが、縁がなかったですね。
エントリーは意外と少なくて16社、内面接に呼んでくれたのが12社でした。内定を頂いたのはITの本命と派遣、業務請負の人材系の会社の2社でした。ともに6月末頃のことでした。人材系の会社については内定を辞退する丁寧な方法を調べ、結局電話で辞退をお伝えしました。(笑)
それは、本当に小さい挫折の連続でした。2017年の6月頃から「そろそろ準備をしないと」と思い、パナソニックの2週間のインターンシップをまず申し込んだのですが、実現しないで挫折。9月頃から留学生の就職を心配していた荒木一郎先生が丸紅OBの方を国大に招請し、少人数の留学生ゼミ生に対してキャリア指導をアレンジしてくれました。我々は背中を押され、自分の場合はパナソニックグループのIT企業ともう1社のワンデーインターンシップに行きました。採用面接では、オリックスとの2次面接が非常にいい雰囲気で、非常に話やすかったですが、先に進めてもらえず、やはり挫折しました。
横浜商科大学の同級生で大学院に進学した友人がやはり同じ時期に就活をしていたので、よく相談をし、 情報を交換しました。パナソニックのインターンシップの件では面接もしてもらえず、「面接もしないでどうして私を否定するのか?! 私の本質を見てほしい!」と悲嘆していたら、陳さんが悪くなくても優秀な応募者が殺到する倍率の高い有名企業だから仕方がない。」と慰めてくれました。(笑)オリックスでは二人とも落とされましたが、友人も今回無事就職できました。あと、株式会社トモノカイという会社がビジネスとして留学生の就職支援事業を行っています。そこの日本人の方と台湾人の方に自分の何処をアピールすべきかをアドバイスして頂きました。
そうですね、修士論文に加え、自分でまず基本情報技術者の資格を取る予定です。これでまだエントリーレベルです
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